友人の会社に転職してはいけない理由!! ~友人の経営するベンチャー企業で秘書~
友人の会社で秘書をやることになったきっかけ
風俗の広告営業マンを辞めて、しかも離婚して精神的にもボロボロになり、自暴自棄になっていた時期でした。
一緒に住んでいた家を引き払い実家に戻ってきました。
母親も都内に来たため実家は都内にありました。
仕事を辞めた後の生活はいま思い出してもとても話せるような内容の状態ではありません。
人生の中で1番どん底の状態だっと思います。
その頃には養う家族もいないので、正社員で働いて、地盤を固めても無意味だと思ってしまったのと同時に、またブラック企業で働いて精神的にも体力的にもこき使われるのは嫌だと思い、まともに就職をしようとは考えられませんでした。
そんな時に風俗の広告営業マン時代のお客さんが、お店を始めるから来てくれないか?と声をかけてくれました。
ただ風俗業界は広告営業マン時代に嫌というほど見て来たので、過酷さはよく知っていました。
声をかけてもらったのですが、即答せずに悩んでいました。
そんな時に昔からの友人Yと飲みに行くことになりました。
僕「お金ないしそろそろ働かないといけないんだよね。」
Y「うちで働けば?」
と声をかけてもらって、Y君が経営するベンチャー企業で働くことになりました。
この時は、お金を稼ぐという事で頭がいっぱいになり条件や待遇などを聞かずに働くこ
とを決めてしまいました、それが後々後悔することになるとは思いませんでした。
ベンチャー企業の秘書業務の労働環境
・総支給20万円
・週休1日
・勤務時間9:00-23:00
・残業代なし
・催事関係の仕事があったので、休日が無くなることも。
ベンチャー企業の秘書業務のメインの仕事内容
元々はHP制作会社でしたが、それが色々な事をするようになり、催事や芸能系の仕事も扱うようになっていました。
勤務時間は前の風俗広告営業マン時代よりも短いように感じる人もいると思いますが、今回の仕事に関しては、気を張っている時間が12時間を超えるため疲労度は増えました。
さらに大変なのは、イベントで芸能人を起用する事があったのですが、資料作りや契約書なども作成する機会があったのですが、そもそも契約書や法律関係のこともある程度わからないと作成できないような重要書類などの作成もあったため、全く無知な僕には相当ハードな内容でした。
しかも元からあるフォーマットを使うというよりもネットで検索して、それが本当に法律で有効な内容かという事を調べたりするという作業もあったので、ものすごく大変でした。
この仕事をしたおかげでグーグル先生とは親友になれたような気がします。笑
請求書一つにしてもワードかエクセルで作ったものをY社長に提出しても、 「ここがずれている!」 と何度もダメ出しをくらい心が何度も折れました。
提案資料一つにしても余白の事を厳しく言われて、パワポやエクセルで作るとダメ出しされてしまい、使った事がないイラストレーターやフォトショップを使って、作れという始末。
そもそもアドビ製品が入っておらずそれはどうしろという事なんだろうと頭が???になりました。
ワンマンすぎる社長だったため、一緒に働いていた人も頭が痛くなる事がたくさんあったようで、とてもかわいそうでした。
さらに言った事が翌日になると変わってしまうという事もしばしばあり、そういう経験を何度かした時に 「これ以上ここで働いていたら時間の無駄だ」 と思い辞めさせてもらいました。
給料に見合わない仕事量なのと人間関係や仕事関係の事で上の人がぶれてしまうと下の人はどうしようもできなくなるなという教訓を知る事ができたので、反面教師として学べたのはいい事だったのかなと思います。
~まとめ~
どんなに仲のいい人でも仕事上では上手くいかなくなることがあるので、仲がいいなら働く前に厳しくても条件面や待遇面などをきちんと取り決めしておかないお互いが嫌な思いをすることがわかりました。
紹介で働こうとしていたり、友達の会社で働こうと考えている人がいたら、働く前に条件面や細かい部分も話し合って決めて納得した上で働くことをオススメします。
この時の僕は【友達だから】という甘えた考えがあったのが今回のような結果を生んでしまった原因でした。 仕事は仕事と割り切れるような関係性なら知り合いの紹介で働いてもいいのかなと思います。