【実話】地方のパチンコ屋でサクラのバイトの話
地方のパチンコ屋のサクラのバイト
今回は友人のお話なのですが、僕が地元にいる頃にやっていたみたいなのですが、友人Aがパチンコ屋の打ち子のバイトをしていたお話です。
このバイトをしたきっかけはその子の友達のBからだったようで、紹介してくれたBというのは、地元でも有名な怖い先輩と仲が良く、地元でも悪い交友関係が多かった子みたいです。
そのBから 「バイトしない?」 と声をかけてもらったことがきっかけでAはこの仕事をする事になったそうです。
Aは高校を中退しており仕事をせずにフラフラしていた頃で、暇な時はパチスロを打ちに行く子でした。
Bと悪い先輩との3人で会って 「仕事があれば声かけるね」 となったそうです。
パチンコ屋のサクラの労働環境
・仕事の前日に連絡が来て翌日の仕事が決まる
・給料:買った金額の1/5
・時間:8:30-23:00
・目的の台が取れなくて他の人に出玉を出されてしまったら、その分は自腹で補填。
・投資金額は先輩持ち
パチンコ屋のサクラの仕事内容
1番の仕事はパチスロをひたすら打ち続けて出玉を出すことがメインだったそうです。
後は前日に貰っている抽選番号で入場して目的台の確保(先頭の番号を前日にもらうそうです。)するようなのですが、わざわざ朝の抽選に参加して他のお客さんには絶対にバレないようにしていたそうです。
その頃は爆裂機がほとんどで、設定6(パチスロで1番出玉数が期待できる状態のこと)が入ると万枚(換金して20万円)は当たり前に出る機種ばかりの頃でした。
仕事で気をつける事は、他のお客さんには絶対に悟られてはいけない事。
なので、仕事がある日は連日というよりも一週間ほど空けてからまた仕事をするペースだったようです。
Aがその仕事を始めた頃に 「好きなことができてしかも高いお給料がもらえて最高!!」 と思っていたみたいです。
ただ換金するときに何十万円にもなった時は襲われるんじゃないかと怖くて、何度も後ろを確認しながら換金所に行ったそうです。
友人Aがサクラのバイトを辞めた理由
何度か仕事の依頼を受ける時に予定が入っていても予定をずらしてまで、確実に行くようにしていたそうです。
それだけ当時のAには高いお給料だったみたいで、声が掛かれば必ず行くようにしていたそうです。
その時にAから聞いたのですが、
僕「なぜほぼ毎回のように勝てるの?」
と聞いたら。
お店側が台の操作をしているわけではなくて、単純に出玉がたくさん出る台を事前に分かって打っていたそうです。
詳しくは聞けなかったのですが、お店の店長クラスの人がお小遣い欲しさに悪い先輩に 店長「ここの番号は明日出るよ。」
と教えて、A達に仕事を振ってくるという流れだそうです。
そんなおいしい仕事は長くは続かなかったそうです。
ある日、Aが万枚を出している時に肩を叩かれたそうです。
振り返ると強面の人、2人が立っていたそうです。
A「なんですか?」
強面「ちょっと外行こうか。」
素直について行ったA
~お店の裏の方~
A「どうしました?」
強面「お前こないだも沢山出してたよな?」
A「そうでした?」
強面「とぼけるなよ!お前なんで出る台が分かるんだよ。」
A「立ち回りしてて、たまたまいい台に当たっただけだと思いますよ。」
強面「サクラか?設定打ちだろ!」
A(ドキっ!!!!)
強面「今日はとっとと辞めて帰れ。次見たらどうなっても知らんからな。」
2人は立ち去って行ったそうで、Aはその後すぐに先輩に電話して、事情を説明して辞めて帰ることに承諾してもらったそうです。
その日出した金額を渡して、お給料をもらい帰ったのですが、それ以降は先輩から仕事の連絡が来ることはなかったそうです。
その時にAは思ったそうで、
【もうこういう仕事はやめよう】 と心に決めたそうです。
全部のお店がそうとはいいませんが、今回のバイトで少なからず私腹を肥やそうと思う人はいるので、ギャンブルって真面目にやっている人がバカを見るんだなと思いました。
まとめ
サイトなどで、 【必勝法】 【打ち子募集】 【日給5万円】 などと謳っているサイトがありますが、確実に犯罪やトラブルに巻き込まれます。
お金を騙し取られるか逮捕されるか痛い目にあうかのどれかになるのが目に見えますよね。
今回の友人の話を聞いて【おいしい話なんてないんだな】と知れたのは良い経験でした。
僕が東京に出て来て、地元に帰った時に友人Aは辞めた後一年後に地元からいなくなってしまい、連絡が取れなくなりました。
仲が良かったと思っていただけに寂しいですね。