地方のキャバクラ店黒服と歌舞伎町のclubの黒服の違い
初めての就職先は地方のキャバクラ店の黒服
この仕事を始めたきっかけは僕が18の頃に就活中に地元で働こうと思い仕事を探していました。
仕事と言っても学歴も職歴もない18歳を雇ってくれる所はありませんでした。
(同じ歳の子たちは高校卒業したばかりの年代ですが、僕の場合は高校3年の最後に単位が足りず三学期で留年確定して 、全日制から通信制へ転学して通っていました。)
地元で働けるところを探していたのですが、ほとんどが工場ばかりで総支給18万円というところがほとんどで、面接しても面接慣れしていないため不採用の嵐でした。
そんな時に町で偶然兄の友達に会いました。
面接に失敗している愚痴先輩に話していて、こんな言葉を言ったのがきっかけで黒服をやることになりました。
僕「良い仕事ないですかねー。」
兄の友達「知り合いでキャバクラのボーイさんやってる人がいて結構大変だけど、楽しかったって言ってたよ。」
僕「へー。何てお店ですか?」
兄の友達「Rってお店だよ。給料はいいけど、大変だったから今は辞めたみたいだけどねー。」
僕(この仕事だー!)
ということで、そのお店をガラケーで調べて面接も採用となり、働くことになりました。
そもそもキャバクラ店とclubの違いはどんなところ??
キャバクラ店とclubの黒服の仕事の違いは大きな差はありません。
ただお店の営業スタイルや女性の年齢層が違うだけで、仕事自体の大きな差はありません。
黒服で働いていると一般企業の様に社会保険・雇用保険がある所は少ない(というかないかもしれません。)です。
お給料は比較的高めに見えるのですが、社会的には無職やフリーターと同じ扱いを受けることがあります。
黒服を辞めた後に失業保険がもらえるというところは少ないでしょう。
キャバクラ店の特徴について
・キャスト(働いている女性の事)の年齢層が若い
・黒服の人数が多い
・キャッチや案内所から新規のお客さんが入ってくることが多い
・営業時間が長めなお店が多いです。(18:00-3:00)
clubの特徴について
・キャストの年齢層は割と高めな傾向
・店長とママやチーママがいる
・一見さんお断りというお店が多いので、新規のお客さんは少なめ
・営業時間は短めで土日祝日も休みの所が多い
キャバクラ店のboyの労働環境
・勤務日数:週6日
・勤務時間:13:00-26:00
・お給料:月20万円(地元の高卒同年代の子で総支給18-20位)
・営業時間:18:00-25:00
・女の子との恋愛ok
(お互い仕事頑張るならという意味らしいです。ダメなお店が多いですが理解のある店長でした。)
キャバクラ店の仕事内容
仕事始めたばかりの頃は、お店内での営業に入らずに外での客引きからのスタートでした。
お店の男子スタッフは店長と僕も含めて4人です。
お店を回すスタッフは店長ともう1人の先輩とで回していました。
僕ともう1人の先輩は外で客引きをしていました。
人通りも多くないため、他の店舗の客引きの人と喋っているのが仕事みたいなものでした。
雨の日も台風の日も外に立っていて、最初は街を歩いている人に声をかけるのも苦労しました。
1日の7,8割は外にいることがメインでした。
営業時間中は客引きがメインで、営業時間前にもやることがあるのです。
というのも営業時間は18時からで出勤時間が13時からで約5時間早く来ているので、掃除も念入りにというわけではありません。
掃除は店長以外の3人で分担しながらやるため、大体1時間で終わります。
キャバクラのボーイの昼間の時間帯はスカウト業務
夏場の外はとてもきついです。
しかもスーツで・・・。(修行僧かってくらい)
ノルマや縛りがないので、半分ナンパみたいな気楽な感じでやっていたため、入店してくれた子はいませんでした。笑
ナンパも生まれて一度もやったことがありませんでしたが、この仕事で女の子と話す度胸がついたのはいい経験になりました。
地方のキャバクラ店の黒服を辞めた理由
辞めた理由ですが、店長と揉めてしまいやめることになりました。
理由はこんな感じでした。
店長「これってこうだよなー?」
僕「そうですかー?」
店長「何口答えしてんだー!!お前はクビだー!(激怒)」 みたいな感じでした。
よく分からないままに切れさせたみたいでした。
一応謝ったんですが、全然収まらなかったのでそのまま
僕「分かりました。辞めます」
と言ってそのまま帰りました。
その夜に2人の先輩が家まで来て説得しに来てくれたのですが、面倒だったので「無理です」と伝えて帰ってもらいました。
2人の先輩には申し訳ない事をしてしまいました。
店長は親分肌っていうタイプで下から慕われたい。
偉そうにしたいみたいな人で、相手の意見を聞かないような人でした。
辞めて良かったかなと思います。
新宿歌舞伎町のclubの黒服勤務
キャバクラ店から約10年ほど経ってから働いた場所でした。
前回のキャバクラ店黒服をしてみて、 「二度と黒服なんてやるものか!」 と思っていたのですが、時が経ってまた黒服をやらないといけない事情が出来たため再び黒服へと逆戻りしました。
というのもきっかけは友達の紹介で、clubの仕事をする前の仕事を辞めて働いていない期間だったためお金に困っている僕を見かねて友達が紹介してくれたことがきっかけでした。
clubにはオーナーとは別にママがいるところがほとんです。
ただ僕の働いていたお店はママやチーママはいませんでした。
というのも体調不良のため長期休暇で辞めるまで一度もあった事はありませんでした。
clubで働く時に一番ネックなのは、人間関係ですが、clubの場合は 『ママと上手くやっていけるか?』 が一番大事です。
どこのお店でもそうですが、clubnママというのは癖がある人が多いです。
(そうじゃない人もいるそうですが、まだ僕は見たことがありません。)
その一番大変な部分がないというのを働く前に知っていたからまた黒服をやってもいいかなという事で働く事を決めました。
キャバクラとclubの違いは、お店の雰囲気・営業時間・休日など意外と違うところが多いです。
clubの黒服の労働環境
・時給1700円
・休日:土日祝日(お盆・年末年始休みあり)
・勤務時間:18:00-2:00
仕事内容とclubのメリット
仕事内容ですが、18時までにお店に行きオープン前の掃除やテーブルセットなどなど、clubキャバクラの違いは営業中は客引きを使っていないお店が多い事です。
お客さんは一見さんは少なくほとんどがお客さんからの紹介のお客さんがほとんどです。
営業中は、お店の中でウェイターみたいな事やお酒を作ったりやお客さんの案内、見送りです。
営業終了後に洗い物をして1日終了という流れです。
キャバクラの仕事に慣れてしまえば、clubの仕事はどうって事ないと思います。
(僕のいた店が暇だったからというのもあるんですが。)
お店を回すスタッフは僕を含めて3人でした。
「時給も良いし、仕事は楽だし最高に職場だな」 と思ってましたが、そんな良い職場でも辞める日が来てしまうのです。笑
楽な仕事のはずのclubの黒服を辞めた理由
僕の性格はマイペースな性格で、自分のペースを崩されるのが嫌いな性格です。 僕の他のスタッフ2人が破天荒な人たちで、働いてから半年くらい経った頃で、お会計の仕方を習っていませんでした。
というのも先輩方が教えたがらないし、聞いても「まだ覚えなくて良いよ」との事でした。
僕もバイトだしそれもそうだなーって考えてました。
お店が暇な日に店長がふと「ちょっとお客さん迎えに行ってくるね。」と言って出て行きました。
僕ら2人は分かりましたーと見送りました。
その後30分後にもう1人の先輩も「外の様子見てくるから何かあったら教えて。」と出て行きました。 僕は「分かりました」と見送りました。
1時間経っても帰ってこない。
2時間・・・。
お店のキャスト「お会計お願いしまーす。」
僕「分かりました」
と言って伝票を受け取った後に会計のやり方知らないからとりあえず先輩に電話。
先輩「会計?すぐ戻るね。」
10分後 戻ってこず。
お店のキャスト「お会計まだ?」
僕「先輩Aと店長が電話しても帰ってこないんですよね。」
お店のキャスト「そうなの?もう一回連絡してみてよ。お客さん待ってるんだから。」
僕「分かりました。」
今度は店長に電話して事情を説明。
店長「Aも戻って来てないならすぐ戻るね」
そこから10分後にようやく店長が戻って来ました。
店長を見たら少し様子がおかしい・・・。
目の前に伝票があるのに
店長「伝票がない。ない。」
僕「ここにありますよ。」
店長「いつもここにあるのになんでないんだよ。」(少し怒り気味に)
僕「分かりやすいように出しておきました。」
店長「・・・・だよ!」
何か言ってましたが聞こえませんでした。
会計も無事終わり先輩Aも帰って来ました。
見ると先輩も酒臭い+フラフラしてる。
僕(こいつらまじかよ。) と言うのが月に4-5回くらいあり、流石に無理だと思い先輩・店長に注意しました。
僕「外に出るには構いませんが、長くなるなら長くなるとか会計教えてもらえます?」 と言ったけど、その後も同じようなことが続いて我慢の限界で無断で辞めました。
楽なお店なだけに残念でした。
時系列がばらばらになりましたが次の勤務先は工場です。